

—はじめに芝さんは、主にどんな野菜を栽培しているのか教えてくだい。
淡路島特有の作物が中心です。淡路島玉ねぎ(中生種)、ブロッコリー、レタス、キャベツなど多品目の野菜を栽培しています。
—なぜ多品目栽培をしているのですか?
はい、多いですね。
特に雨など急な天候の変化には悩まされます。
—なるほど。そんなうまくいかない時の対応はどうしているのですか?
僕の場合は「機械投資」をします。
コストはかかるのですが、年間で使える機械を導入して作業を効率化していくことで、前に進めますし、精神的にも楽になると感じています。
また僕は元々、農業機械を販売する仕事をしていたので、その時の経験や知識も活かされています。
—農業をする上で、機械の知識があるのはかなり有意ですね。では芝さんなりの農業を楽しむコツはありますか?
僕は、農業全般を通して苦労を楽しむことにしています。
しんどいことを乗り切った先を、想像して作業をしていくので、そんな感覚になるのかもしれないですね。
とはいえ雨が続きすぎたりすると嫌になる時はあります(笑)。そんな時はたくさん寝て、気分転換しています。
—たくさん寝るということですが、一人で農業を経営していると、休息の取り方もむずかしそうですね。
そうですね、作業の合間で友達とご飯を食べに行ったり、ほかの気分転換ももちろんしていますよ。
ただ休息している時も、会社員ではないので守られている感覚はなく、失敗できないというプレッシャーは常に感じていますね。
内心の焦りを外に出しても仕方ないので、自分の機嫌は自分でとるようにしています。

—時間と苦労をかけて、芝さんが育てた野菜へのこだわりを教えてください。
気候変動をしっかりと理解しながら、安定した収量を確保できるように、肥料や薬の散布にこだわっています。
特にこだわっているのは改良剤ですね。天候と闘いながら何度も失敗してきましたが、約7年かけて独自の配合に辿り着き、やっと収量が安定してきました。
中でもブロッコリーを栽培するのには自信がありますよ。
—では芝の農園の一番のおすすめの野菜は、ブロッコリーということですか?
11月ごろに収穫できる早生ブロッコリーですね。
新鮮な物が特にですが、やわらかくて身がギッしりと詰まっています。
一度手に取っていただき、召し上がっていただければお分かりいただけると思います。
特に唐揚げ粉をつけて素揚げしていただくと、ビールとの相性が抜群です!
スーパーなどの店頭に並んでも、一目見ただけで「これ、輝いてるよね」と言っていただけるような野菜作りを心掛けていきたいです。
—想像しただけで美味しそうですね。これからアグリステーションという新しい取り組みに参加していただきますが、どんなことにチャレンジしていきたいですか?
もっと多品目の野菜を栽培したいなと考えています。次はセロリの路地栽培にチャレンジしてみたいです!
サイズの企画に自由度があり、おもしろそうな野菜なので興味はありますね。
アグリステーションという野菜作りを応援してくれる場所があるからこそ、僕も新しいチャレンジができるのかなと感じています。
—ありがとうございます、最後に芝さんの将来の夢を教えてくだい。
今まで経験してきた農業機械への知識やノウハウを活かして、「農業を初める方へのトータルサポート」をする事業を将来的にはやってみたいと考えています。
また農業という仕事をしていく中で、アグリステーション内での新しいネットワークもこれからは大切に広げていきたいです。